元デリ嬢の彼女との風俗ごっこ 14/16

キスし終わったら、彼女は微笑んでいて、なんかホンワカとしたオーラを纏ってた。

「ヒロシさん、もし仮にですよ?」
「はい」
「私が2万円でOKしたとします…」
「う、うん…」
「でも、今、残り時間どのくらいなのかわかってますか?」
「…。」
それは俺もなんとなく気付いていた。俺達に残された時間はあまり無い気がする。

「30分…」
「いいえ、もう15分あるかないかだと思います…」
マドカ嬢の時間感覚のほうが鋭いだろうし、おそらく残り時間は本当に15分程度。

「ホントなら残り10分の時点で、シャワー浴びたりとか…」
「はい…」
「まぁ、帰りの支度とかそういう時間を頂きたいんです…」
「ですよね…」
「でも、まぁそれはいいとして、時間いっぱいギリギリ頑張るとしても…」
「はい…」
「たった15分ですよ?」
「…。」

マドカ嬢の言いたいことは、もっともだと思った。
目先の本番に焦り、俺は冷静さを欠いていたようにも思う。
ここにきて、余裕ぶっこいてお断りした「あの15分」が悔やまれる。
あそこで彼女に甘えていれば、時間を気にせず、スムーズに本番できていたかも。

「たった15分のために2万円ですよ?」
「…。」
「それに場合によっては15分もない…かもしれません…」
「…。」
「場合によっては」って何?なんだかすごく意味ありげに聞こえた。
最初は、こうやって話している間も刻々と時間は過ぎている、
ということを俺に伝えたいのかとも思ったが…それにしては気になる言い回しだった。

これはデリごっこ終了後に俺も気付いたし、マドカも教えてくれるのだけど。
マドカ嬢の締りの良さに、あっという間に果ててしまう客がいたってことなんだ。

客が支払う別料金は、本番1回分のお値段なのだそうだ。
お金を払えば、時間内本番ヤリ放題とかではなく、あくまでも射精1発分。
極端な話、射精しなければ時間内ずっとマドカ嬢に挿入しっぱなしでもOKなわけだが、
逆に、挿入して即射精してしまえば一瞬にして終わってしまう場合もあるということ。

つまり同じ2万円を支払うにしても、客によっては楽しめる時間に極端に差がでる。
そして、2発目以上を望む場合、また新たに別途料金が発生するのは言うまでもない。
「最初からソープ行ったほうが安かったと思う」ってのはそういう意味だったのかも。
あとあと面倒なことにならないよう、そういうことを予めキッチリ客に説明し、理解してもらってたらしい。
まぁそれで納得できないなら、最初からソープ行けって話だ。

しかし、マドカ嬢を呼ぶ客は、マドカ嬢だからこそヤりたいわけで…。
ソープよりも割高になってしまう金額を払ってまで複数回ヤった客がいたのかどうか。
また、射精を極力我慢したまま長時間に渡って本番を楽しんだ客がいたのかどうか。

「私、そんないっぱいお金を払ってもらう価値あるかなぁ…」
「…。」
愚問。
彼女にその価値があるかないかは、超人気デリ嬢だったという事実と、
別料金を払ってまで本番行為に及んだ客が大勢いた過去が証明している。

「それに…そんな短時間でヒロシさんを満足させられるかすごく不安です…」
「うーん…」
15分か…。
普段の俺とマドカのセックスの所要時間はいったいどのくらいなんだろう?
1時間くらいかけてじっくりヤル時もあるが、それでも挿入時間だけを考えたら、15分にも満たないかも。
現状、前戯はもう十分すぎるくらいにやっているし、即挿入で15分なら俺は満足でき…。

「え!? あ、マドカちゃん…」
「はい…」
問題は挿入時間云々ではないことに、俺は気付いた。彼女が出した重要なサインを見逃してた。

「満足させられるか不安…って、それは…」
「…。」
「俺がイケるかどうか…?」
「そうです…」
「つまりそれって…本番OKって…こと…だよ…ね…?」
「……………。」
ちょっとした沈黙のあとに、マドカ嬢がこくんと首を縦に振った。

「あ、あ、あの、俺、べ、べつにイカなくてもいいかもしれません…」
「え…」
「なんかマドカちゃんと本番出来るだけで幸せというか…w」
「えええーw」
なんかお互いに顔を真っ赤にして照れてた。
マドカはすごく嬉しそうにしてたのが印象に残ってる。
イカなくてもいいというのは、嘘偽りのない俺の本音の気持ちだった。
射精することが目的なわけではなく、マドカ嬢と本番することソレ自体が目的というか。
彼女に本番相手として認められることが、その時の俺には物凄い価値のあることだったように思う。

その瞬間、ようやく俺は、マドカ嬢を呼んだ客たちに追いつくことができるような気がしたから。
いつもヤってるはずのマドカと、セックス出来ることが、なぜかとても嬉しく、そして不思議だった。

「ヒロシさん、ここでちょっと待っててください…」
「は、はい…」
そう言って猛ダッシュで浴室を飛び出して行く彼女を、俺は不安な目で見守ってた。
足元は水浸しだし、おまけにローションでヌルヌルだったから。
おそらくコンドームを取りに行ったのだろうけど、焦ってるマドカが転んだりしないか超不安だった…。


ドタバタしながら、マドカ嬢が戻ってきた。
「ちょwww そんな走らなくていいからw」
「はーいw」
俺の心配をよそに、マドカ嬢が無事戻ってきた。
予想通り、彼女の握り締めた指の隙間からコンドームの包み紙が見え隠れしてた。

「ヒロシさん寝てください♪」
「は、はい…」
俺は緊張しまくりで、悔しいことにマドカ嬢にはちょっと余裕があったような気もする。
そして彼女は おもむろに亀頭を口に含んでエッチな音を立て始めた。

俺のチンポが萎えてたわけではなく、むしろ本番することが決定してからは、
更に逞しさを増してギンギン状態だった気がする。
今から自分に挿入されるチンポをまるで愛しいものであるかのように、
マドカ嬢は俺のチンポをレロレロチュパチュパと可愛がってくれた。
それはとっても優しいフェラなのに、体の芯がジーンと熱くなってきたような気がした。

「マドカちゃん…時間が…w」
「あーそうだったw」
フェラに夢中になってた彼女を制す。

照れたように微笑むマドカ嬢。
やっぱりちょとお馬鹿さんなのか、この切羽詰まった状況下でもボケている。
でもなんか憎めない感じで、可愛らしいと思ってしまう。
コンドームの包装を破るマドカ嬢は、なんだかとても恥ずかしそうにしてた。
先っちょに被せると、あとは手早くスルスルと装着完了。
ちなみに、マドカにコンドームを付けてもらうのは、実は俺自身この時が初めての経験。
彼女の手つきが手馴れていたのは、俺じゃない誰かのチンポに何度も装着してきたからか…。

「せっかくだから、ヌルヌルになりましょうか♪」
「うんw」
乾き始めたローションに水気を足してもらって、お互いの体を触りっこ。
俺は寝せられていたので、ヌルヌルを復活させた理由は、おそらくこれから始まるであろう騎乗位の準備。
滑りをよくして、あのいやらしいグラインドで俺をイカせるのが彼女の思い描いた15分なのだろうか。


そして すべての準備はいよいよ整った。


「ヒロシさん、絶対に誰にも内緒だよ…」
「も、もちろん…」
「ぜったいぜったい秘密ですからね、約束だよ!」
「は、はい!」

マドカがデリ嬢だったのは過去の話で、俺は今更誰に内緒にすればいいのか…。
まぁ、実際にこうやって本番前に、誰にも言うなと約束させていたのかも知れない。
それでも掲示板には、彼女と本番した奴らが色々書いていたけど。
今思えば、アイツらは、マドカ嬢との約束を破ったヤツらなのだろう。でも、その気持ちもわからなくもない。

目の前にいるのは確かにヤレたことを自慢したくなる女だ。
特にその身体はえげつない程にエロく、これを思う存分自由に出来た喜びは誰かに話したい…。
もしも俺がリアルな客なら、今日の出来事を事細かに書き込みたくなるかも知れないとも思う。
(実際に、今、こうして書いているわけですが…)
彼女も自分の掲示板を閲覧したことがあると言っていたし、
自分が『本番アリ』などと書かれていたのも確実に目にしたはず。
客とのこんな口約束が何の意味もないことは、マドカ自身が一番良く解っているはずなのだが…。

それでもマドカ嬢に「内緒だよ」「約束だよ」と念を押されるのは、とても気分が良かった。
これから起こることは誰にも知られてはいけないのだ。
秘密の行為であり、その秘密をマドカ嬢と2人で共有できる喜び。
本来してはいけないし、したくもないはず?のことを、させてもらえる優越感。
入室してわずか5分足らずで一度はハッキリと拒絶された本番だっただけに、
大逆転ホームラン的なこの展開は、俺だけ特別なんじゃね?という感覚を客に与えたことだろう。

根本的なことを言えば、それはやはり違法行為であり、俺たちは共犯者である。
そういう意味でも、誰にも知られてはいけない秘密の行為であるわけだが、
燃え上がる男女にはそれすらも興奮を呼び覚ます材料でしかないように思えた。

マドカ嬢は知っているのだ。
不道徳で背徳的であるほど、時に甘美な誘惑となり、それに抗える人間がそう多くないことを。
「秘密」
「内緒」
「約束」
と強調することで、本番の価値も、その興奮も高まっていくことを。


マドカ嬢が跨ってきた。
俺のチンポを垂直に立たせ、ちょっとだけ膣口にツンツン。
「入るかなぁ…」って、そう言った彼女の頬は、ほんのり桜色に染まってた。

そして、ゆっくりと腰を落としていく。
そのキツキツの感触は今度こそマドカのソレだった。
根元までしっかりと飲み込まれるのを見届け、感慨深い思いに浸る。

「アン…明るすぎる…電気消せばよかった…」
「…。」
待ちに待ったその瞬間は、マドカ嬢の何気ない無情な一言でかき消される。
俺はチンポ挿入完了のその瞬間にこそ特別な思いを抱いていたし、
もうちょっとロマンテックwな何かを期待していたかもしれない。
しかしマドカ嬢のリアクションからは、
それが彼女にとってそれほど特別なことでもないような感じで俺に伝わってきて、なんだか寂しかった…。
まさか、チンポを挿入したことよりも、浴室の明るさを気にされてしまうとは。

マドカは気付いてなかったかも知れないけど、コンドームを装着してもらい、
マドカ自らがいきなり騎乗位で跨ってくるなんてことは、俺は今までされたことがなかった。
その姿は完全に俺の知らないマドカであり、ちょっと愕然とする気持ちもあったんだ。

それに、その行為はちょっとだけ事務的で、言わば作業みたいな感覚で行われた。
手慣れた感じや、どこかしら「いつも通りの手順」って感じがするのは、
やはり彼女が本番という行為を数多くこなし、その行為に対してあまり抵抗がなかったからなのか…。

でも、それでいいのだと思った。
俺がちょっとだけ想像してたロマンテック挿入など、他の男にされようものなら、腹が立つ。
お金の為にヤリたくないことを我慢してヤル、マドカ嬢にはそんな感じでやってもらわないと、
打ちのめされるのは逆に俺だ。
俺以外のチンポを挿入される瞬間を、マドカがウルウルした瞳で待ってる姿など想像したくないし、
もしそうだったとしたら俺が困るのだ。
が、彼女のそんな姿も、俺はすぐに目撃してしまうことになる。


マドカ嬢が上下左右、そして前後に腰を小刻みに動かした。
それはまるで俺のチンポのフィット感を確かめるような動きにも見えたし、
自分のポジションを入念にチェックしていたようにも感じられた。

そして彼女は、騎乗位素股のときと同様に、俺の両腕を押さえ込んだ。
最初は「えっ!?」って思ったけど、すぐに何も考えられなくなった。
彼女は全力疾走という感じで、ハイペースのグラインドで飛ばしに飛ばした。

鉛筆の端っこを指先で摘んで、スナップを効かせるようにゆらゆら揺らすと、
硬いはずの鉛筆がフニャフニャ曲がって見える現象って、あるよね?
あんな感じで、俺の硬いはずのチンポも、マドカ嬢の膣内でフニャフニャになった気がした。

それは、チンポが溶けちゃうような快感で、俺は喘ぐどころか声を失ってしまった。

シーンと静まり返った浴室に、男女の乱れた息遣いだけが聞こえていた。

騎乗位素股中にも感じたことだが、マドカ嬢に跨られ、
両腕を拘束された状態で腰をグラインドされると、襲われている感がハンパない。
いや、今回はリアルに挿入しているわけなので、犯されているという感覚。

しかし、マドカ嬢の反応は素股中とさほど変わりなく、チンポを挿入したからといって、
より一層淫らな感じになるといった感じではなかった。

そこに読み取れたのは、ただひたすら「一生懸命さ」だけだった。
なんとしてでも時間内に本番で射精させてあげなきゃ、という気迫のようなものを感じた。
それにマドカ嬢自身は気持ちよくなっちゃダメ、と我慢しているような雰囲気も見て取れた。
俺はイカなくても満足、と予め伝えたはずだが、
マドカ嬢にとっては、「射精=男の満足」であると、デリを利用する客の本質はソレだと感じているのだろう。

そして、この時点で俺はハッキリとは確信していないのだけど、「男の射精=マドカの満足」でもあり、
マドカという女の本質がそういうものであるとデリごっこ後に判明するのだ。


「マドカちゃん…おっぱい…」
「はい…」
素股中はイジワルな感じで、あまりおっぱいを触らせてくれなかったマドカ嬢。
でも今は、なぜかわからないけれど、簡単に触らせてくれる予感があった。

その予感は的中で、すぐに両腕は解放され、俺は彼女のおっぱいに手を伸ばす。
それと同時に、彼女の腰使いが少しだけゆっくりになって、落ち着いた。
そして、前後していた腰の動きが、上下の動きに変化し、
トロトロに溶けそうだったチンポが彼女の膣内でギンギンに猛っている感触を取り戻した。

ギュウギュウに締め付けつつも、柔らかい何かがまとわりついてくるような感触が、
根元からサオを上下に往復し始める。
ねっとりゆっくりとした間隔が少しずつ速まってきて、
やがてテンポよくパチンパチンとマドカ嬢が腰を打ち付け始めた。

俺の手のひらに包まれたおっぱいも弾みだし、そのボリュームを存分に味わう。
時々人差し指で乳首をコロコロ転がすと、ようやくマドカ嬢が「アッ…アッ…」と声を漏らした。
手のひらで ぽよんぽよんの膨らみを味わうのには満足。
今度は激しく揺れるソレを目で楽しもうとおっぱいを解放する。
離した両手は、そのままマドカ嬢の腰に添えた。
それが合図であったかのように、マドカ嬢の上下の揺れが激しさを増した。

腰をグラインドさせて、体を前後に揺らす姿も艶かしかったが、
今度のソレはチンポが折れそうなくらいの上下運動で、とても刺激的。
特におっぱいは、四方八方に乱れ飛び、俺の目をクギ付けにした。
俺が見たいと思っていたことを、マドカ嬢はまるで見抜いていたかのように、
絶妙のタイミングで実践してくれた。まさに女神様…。
騎乗位のマドカは、こんな淫らな姿になってしまうのかと目を疑った。

俺だって見たことがなかったこの姿を、楽しんでいた奴らがいたことには少なからずショックを受けたが、
そのショックが吹き飛ぶくらいに興奮させられてしまった。

とんでもなくエロい姿だった。
そして、そのマドカの淫らな姿そのものに俺は興奮していたのは間違いないけど、
マドカがこんな姿を他のヤツらにも見せていたということ、
まして俺よりも先にソイツらに見せていたのだということのほうが、俺を興奮させていたかもしれない。


チンポで感じるマドカ嬢の極上の締りの良さ。
しかし、そういう物理的な刺激よりも、寝取られM属性特有の精神的な
(;´Д`)ハァハァだけでイケそうな気がした。
イケなくても俺は満足だよ、とは伝えてあったが、
それは結果的にイケなかったとしても後悔はしないというだけで、チャンスがあれば当然射精はしたい。
それに、マドカ嬢との本番で気持ちよくイったヤツらがいるのだから、
俺こそが本番でイカなければ、マドカがせっかくデリごっこをしてくれた意味がなくなってしまうような、
そんなプレッシャーも感じ始めた。


起き上がる。そして、マドカ嬢を抱きかかえたままクルッと反転。
そのまま押し倒すと同時に、チンポを抜いてみた。
なんだかよくわからないけど、俺がマドカ嬢を支配したい衝動に駆られた。

貪るように唇を奪い、おっぱいを鷲掴みにして揉みまくる。
ちょっと乱暴かとも思ったが、マドカ嬢の反応は上々で、メッチャ舌を絡めてくる。
そして、彼女の手が俺のチンポに伸びてきて、膣口へと誘導してくれた。
うっわこいつエロぃ…と思ったが、俺の意思、そして俺のタイミングで挿入したいと考え、
敢えてその手を振りほどいた。

クリと膣口をチンポの先っちょで弄び、マドカ嬢の反応を伺う。
瞳こそウルウルにはなってないけど、その表情は、プライベートのマドカが見せる、
チンポが欲しくなった時の表情そのものだった。

くそっ…嫌な予感がする…。

心の中で一抹の不安を感じつつも、マドカ嬢のトロンとした目つきに誘われるように
俺はゆっくりとチンポを挿入していった。

半分ほどチンポを埋め込んだ時に、彼女の長い腕が俺の首に絡みついてきた。
そのまま引き寄せられ、マドカ嬢が俺にギュウっと抱きついてくる。
それと同時に俺のチンポが、彼女の最深部へと到達。

今度は逆にマドカ嬢のほうがキスをせがんできて、俺の唇は強引に奪われた。
心臓がバカみたいにドクンドクンと鳴り響いて、それ以外何も聞こえなくなった。
夢かと思ったし、夢であって欲しいと思った。

正常位でチンポを受け入れ、俺に抱きついてキスする彼女は、
いつも通りのマドカそのままの仕草で、もうマドカ嬢じゃなくなってた。
男を悦ばせるエロい演出とか、俺をイカせるための一生懸命さとか、
そういうものを全く感じさせないその姿は、挿入されることで昂ぶった素のマドカだった。
マドカが完全に素に戻っていることに戸惑いながらも、俺の腰を打ち付けるスピードは上がってゆく。
どうしても自分で止められなかった。

肉体がぶつかり、弾けるようなパチーンパチーンという音が浴室に鳴り響く。
その衝突音に、彼女の嗚咽にも似た喘ぎ声が混じり始めた。

客を悦ばせるための多少演技がかった大袈裟な喘ぎ声だったり、
あるいは逆にその喘ぎ声を抑えようと恥ずかしそうにする演出があったりと、
そんな配慮や、遠慮の類いがあれば、俺はまだ納得できたかもしれないと思う。
大袈裟な喘ぎ声でもなく、喘ぎ声を我慢するでもなく、
自然に漏れ出す感じの吐息はすごく地味だけど、それは逆にマドカの本気度を現れ。
悔しくて悔しくてどうしようもなかった。
これじゃまるで…正真正銘、素のマドカの…本気のセックスじゃないか…。

マドカはいつもそうなんだ。
Sっぽい役割で俺をイジメたりはするものの、チンポを挿入された途端に、
それまでとは打って変わって大人しくなる。
まぁ、いつもならそこが俺を萌えさせるポイントなのだけど…。
でも今日ばかりは、大胆な騎乗位でおっぱいを揺らすエロエロな姿の方がまだマシ。
あの姿は、自分が気持ちよくなるためではなく、客を気持ちよくさせるためという、
デリ嬢として果たすべき役目を決して忘れてはいなかったように感じた。
サービス精神旺盛なマドカ嬢として、仕事として割り切った本番行為が続くもんだと、
そう思っていた俺には、目の前の現実はあまりにも残酷だった。

「別に。普通のセックス。心まで抱かれてたつもりは微塵もない」

いつだったかマドカが放ったそんなセリフが、いきなり俺の頭の中に蘇ったきた。
どこかしら冷淡な響きを含むその言葉の意味を、俺は取り違えていたかもしれない。

嫌だけどしかたない。我慢してればすぐ終わる。
心は閉ざしていたから何も感じない、本番なんてそんなもん。

俺は自分に都合のいいように、そんなイメージで彼女の本番という行為を解釈してた。
彼女の言い草も、それを裏付けるかのようにドライな印象だったし。
だからこそ俺は、本番もしていたと聞いても、即決でマドカと別れる、なんて選択肢は浮かばなかった。
金を稼ぐための手段として、彼女自身悩んだ末の決断であり、それを尊重すべきだとも思ったから。
それでも、騎乗位で腰をガンガン使うマドカ嬢を見て、それなりにショックは受けた。
ちょwww エロ過ぎwww しかも頑張りすぎwww とか、ヤケクソ半分あきらめ半分で考えてた。
エロ過ぎなのは、もうどうしようもないことだし、頑張りすぎだと思えるほどにすごく頑張ってるのは、
可及的速やかに本番という行為を終わらせる為だと、そう思えた。
いや、そう考えたほうが俺にとって都合がいいから、そう思いたかったのだけなのかもしれないけど。

本番に至るまでの数々のプレイでは、マドカ嬢もそれを楽しんでいる雰囲気を垣間見せた。
でもそれでいいと思ってた。
毎日毎日苦痛の連続で、心身ともに荒んでいくよりはマシかなと…。
しかし、本番だけは苦痛というか、マドカにとって少なからず我慢を強いられる時間なんじゃないかと、
俺はそう思っていたんだ。
イヤイヤやってたんだろ、ってそう思いたかった。

でも、現実は違ってたんだなぁ…。
マドカは恍惚の表情を浮かべ、大胆に股を開き、男根ってやつを心から受け入れてた。
彼女が言う「普通のセックス」ってのは、どうやら俺とのセックスも含んだ広義的な意味で、
「いつもヒロシとしているセックスと同じです」という意味だったっぽい。
「心まで抱かれていたつもりはない」って言葉も、心を閉ざしていたという意味ではなく、
言い換えれば「体はしっかり気持ちよくなってた」ってことなのだろう。


なんだか胸が締め付けられる…。


しかし、その痛みは苦痛ではなく、俺にとっては快楽。
寝取られる感覚ってのは本当に麻薬だと思う。

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