内定者海外研修旅行で寝取られた彼女 3/10

大阪の事件後、俺と彩は寄りをもどし、半年間は何ごともなく過ぎていった。
特に強いてあげれば、渡辺が彩に告白しふられたことぐらいのことか。この件で俺と渡辺の間でいろいろとあったが、特にエッチなこともないので、割愛することする。


4月、彩は予定通りその企業に就職した。
小林や中村は大阪配属であり、入社式等でも会うことはなかったらしい。しかし入社後2ヶ月くらい経ったとき、新たな敵が現われる。それは、彩の同じ職場の2期上の先輩、島村である。

彩は経理部に配属になった。
彩は経理部では久しぶりの女性新人らしく、一番下の女性の先輩でも30歳で、彩としては何かと聞きづらいことが多かったらしい。


そんなときやさしく相談にのってくれたのが島村だったらしい。
島村の話ですが、情報源は彩の話しかないので、そのとき自分が想像したことを織り交ぜながら書き込みたいと思います。多少事実と異なるかもしれませんがご了承を。


彩が就職して3ヶ月、そのころ俺は大学4年になり就職活動の真っ只中にいた。
ここ半年の彩の献身的な努力によって、拭い去ることができなかった彩への気持ちは徐々に薄れつつあった。
俺もゼミ、就職活動と忙しく、他の女性との出会うきっかけもなく、気持ちは彩に落ち着いていた。そんな状況と彩に甘えてか、就職活動が上手くいかないジレンマとゼミのストレスを多少は彩にぶつけていたと思う。
彩はそんな俺のイライラを感じながらも黙って受け止めてくれていた。
・・・・・と俺は思っていた。ある日までは。


ある夜、会社帰りに俺のアパートに立ち寄った彩。
俺はすでにゼミの仲間と夕飯を食べてきていたが、彩は何も食べておらず「おなかすいた。なんか買ってくる!」といって一人で近くのコンビニへ出て行った。
俺はテレビを見ていた。

すると何処からともなく携帯のバイブレーションの音が聞こえる。自分の携帯を取り出すと鳴っていない。
ふと床に目を落とすと彩の携帯があった。
彩は携帯大好き人間で携帯を自分の身から外すことなんてほとんどない。俺は珍しいなと思いながら、携帯を拾い台の上に置いた。

音は一時鳴って止まった。さらに1分後再び彩の携帯が鳴った。


俺は無視していたが、なんか気になって彩の携帯を空けた。
携帯の着信の文字は『島村さん』。
たしか彩の話では、会社の男の先輩だったよな。
その人がこんな遅くに彩の携帯に。何故ゆえ?
なにか胸騒ぎがした。

人の携帯を見るのは最低とは思ったが、俺は自分を止められなかった。



まず、彩の着信履歴を見てみる。2日前の11:30に島村からの着信があった。胸の鼓動が速くなる。
次にメールチェック。
早くやらなきゃ彩が帰ってくる。

使い慣れない携帯の操作にてこずりながらも着信メールにたどり着いた。
昨日の夜の日付。
内容はこのような感じだったと思う。



〇〇さん(彩の苗字)今日もお仕事お疲れさま。
昨日は2次会つき合ってくれてありがとう。
仕事もプライベートもお互いいろいろと辛いことあるよね。
俺もがんばるから、彩ちゃんも前向きにがんばれ。
辛いことがあったら言ってね。
いつでも愚痴でもなんでも聞くから。
あっ今度元気付けに昨日話していたうまい沖縄料理の店連れて行ってあげるからね。
それではおやすみ。


俺の鼓動がさらに速くなった。

もう一度読み返す。
『2次会』『プライベートも』『沖縄料理』
この文字が気になった。

一昨日、会社の飲み会があったのは知っている。
その日は彩から電話はかかってこなかったし、俺もしていない。
2次会は二人でいったのか?
プライベートとは俺とのことか?
沖縄料理は二人で行くつもりなのか?
彩の返信は?

すかさず返信メールを捜す。あった!



そのとき、ドアが開く音が。

「ただいま!」いつもと同じように明るい彩の声。
俺は慌てて彩の携帯を元の床の位置に置いて、何ごともなかったかのようにテレビに目を遣った。

気になりだしたら、収まらないのが人間の心理か。俺は彩の携帯のメールの内容が気になって気になって落ち着かなかった。でも彩の前で開く訳にもいかない。何とか見る方法はないだろうか。

そのとき、再び彩の携帯が震えだした。

島村からか?
彩は買ってきたお茶を飲みながら、携帯に見向きもしない。

「彩、携帯鳴ってるぞ!」
「いいよ。後で確認するから」

普段であれば全く気にかけない彩の言葉も勘ぐりから悪い方向へ考えてしまう。

『見なくても島村とわかっているのか』
『俺の前では話すことができない会話をしているのか』

ますます彩の携帯のメールが気になりだした。



そんな俺に全く関せず彩は買ってきた女性のファッション雑誌を読んでいる。
そうだ風呂に入れさせればいいんだ。その間にチェックしてしまえば。

俺「彩、疲れたろ風呂いれたるから、入っていけよ」
彩「明日会社早いから、もうちょっとしたら帰るからいいよ」
作戦失敗。

『今日はえっちしないで帰るつもりか?』
彩の雑誌を取り上げ、強引にキスをする。

彩「どうしたの?」
無言でキスを続け、右手で彩の胸を触る。そして股間へ。
不意に彩が離れた。

彩「今日はあの日だからダメだよ~」
俺「そっか、仕方ねーな」
そう言いながらも本当かと疑ってしまう。

『島村のこと考えて、俺とはえっちしたくないんじゃないか?』

その日、彩はいつもより早い電車で帰っていった。



結局、その日は彩の携帯の返信メールはチェックできなかった。
彩が帰ってから、俺は悶々としていた。彩と島村の行動を想像する。



会社の1次会のあと、少し酔った彩。
島村が強引に彩を2次会に誘う。彩も嫌じゃなさそう。
薄暗いバーのカウンター。
話の内容は上司やお局様のこと。
そしてプライベートなことへ。お互いの彼氏、彼女のことを愚痴りあう。
場面は変わり、店の外。駅へ向かう二人。
彩は少し酔っぱらったようで、足元がふらついている。
ふらついた彩を支える島村。密着する二人。島村の手は彩の胸をさり気なく触る。
歩きながら、彩の胸の感触を楽しむ島村。
さすがにこの後、ホテルとはいかないだろう。
でもキスぐらいしたのではないのか。


在らぬ想像が俺の中を駆け巡る。
今日、彩とえっちできなかったからか、その妄想に俺は興奮していた。


次の土曜日、彩とのデートの日だった。
俺は作戦を考えた。
どうしたら、彩の携帯をチェックすることができるだろうか。
やっぱり、風呂か寝かせるしかない。
その日、作戦を敢行した。


二人で美術舘に出かけたが、俺の体調がすぐれないことを理由に早々と俺のアパートに帰ってきた。
早々とデートを切り上げ、俺のアパートの戻ってきた彩と俺。
先ずはテレビを見ながらくつろいだ。その間も彩の携帯が気になってしかたなかった。
その後の島村との展開はどうなったんだろうか。
そんなことを考えているとムラムラとしてき、俺は彩を引き寄せた。
彩のおっぱいを服の上から触る。

彩「汗かいているから、シャワー浴びさせて」
キター!チャンス!

いつもであれば、そのままシャワーを浴びさせずに雪崩れ込むのだが、今日は素直に彩を解放する。
彩は風呂場に向かっていった。



彩が風呂の扉を閉めるのを確認すると彩のビトンのバックに飛びついた。
携帯を捜す。見つからない。
脱衣所まで持っていったのか。

そっと脱衣所に近づく。中からシャワーの音が聞こえる。
洗濯機の上に彩のシャツとスカートが置いてある。
その下に黄色い上下の下着が。大きめのブラをそっと手にとる。少し興奮。
今日は目的が違う。携帯はどこに。

携帯は下着のさらに下に置いてあった。
時間がない。先ずは着信チェック。



昨日の夜の日付で着信履歴に島村の名前が。
それ以前はわからない。毎日掛けてきているのか?
続いてメールチェック。
先日の島村からのメールの返信を捜す。
島村への送信メールはたくさんのメールの中に埋もれていた。
時間がない。慌てて開く。
シャワーの音が止まる。
慌てて流し読みをした。内容はこんな感じだったと思う。

【以下彩メール】



昨日は酔っぱらってご迷惑をおかけしました。
タクシーで家まで送ってまでいただいてありがとうございました。
私、いろんなこと愚痴っちゃいましたね。
聞いてて不快でしたよね。ごめんなさい。
でも少しだけスッキリしたような気がします。
島村さん、いろんなおいしいお店知っているのですね。
沖縄料理楽しみです。
でも今度はあんなことしちゃダメですyo!
島村さんも早く彼女と仲直りできるといいですね。
では、明日もお仕事がんばりましょうね。
おやすみなさい。


もう時間の限界だ。
俺は携帯とブラをそっと元の位置に戻すと忍び足でその場から立ち去った。
それとほぼ同時に彩が風呂場から出てきた。
バレてないだろうか。ドキドキした。



落ち着いてメールの内容を反芻してみる。気になったことが幾つかあった。

『タクシーで家まで送ってもらった』
そんなこと聞いてね-よ。いったい何時まで一緒にいたんかい。

『沖縄料理楽しみにしています』
また、二人っきりで飲みにいくんかい。

『今度はあんなことしちゃダメですYO!』
YO!ってなんかい。ていうかあんなことって何されたんかい。


彩が脱衣所から出てきた。

彩「さっき洗面所に入ってきた?」
やばい!
俺「ああ、お前の下着チェックしにな、黄色だったね」
彩「やだ、冗談でしょ。えっち」
なんとかごまかした。

すかさず、彩を引き寄せてキスをする。そのまま、激しく彩を抱いた。



抱いている最中、何度か島村のことを考えた。
島村も彩を抱きたいのか。そう考えるとさらに興奮した。
俺のアパート。シングルベッドに横たわっている彩と俺。
となりで寝ている彩の顔を見ながら、また島村のことを考えた。
島村は今後どのような手段を講じてくるのだろうか。
彩は島村のことをどう思っているのだろうか。
彩は小林のときのように島村を受け入れるのだろうか。
俺は何を期待しているのだろうか。
記憶の奥隅に追いやっていた小林のことを思い出したとき、
俺はまだ彩のことを本当に許すことができていないことを自覚した。


それから数日、俺はゼミと就活で忙しく、彩も残業で帰りが遅く、会えない日が続いた。
島村のことは気になっていたが、ゼミは卒業がかかっていたし、就活は佳境を迎えていたので、島村のことは考えないようにしていた。


彩からはほぼ毎日電話があった。
残業の毎日で疲れており、まっすぐ帰宅しているようだった。彩の話は今日あったことなどたわいもない話が多かった。その中で島村のことが時折出てきたが、職場の一人という位置付けだった。
そんなある日、彩が電話で、
「明日、職場の人と食事して帰るから電話できないかもしれない」
と切り出してきた。

俺「何人でいくの?」
彩「有志だから、わからないけど、数人だと思う」
俺「ふーん」(ついに島村がうごいたか!)
俺「島村さんも?」さらに追求する俺。
彩「えっ?たぶん。島村さんが企画してたから」
俺「他には?」(俺もしつこいな)
彩「〇〇さんも行きたいっていってたから」
俺「そうか」
ここで会話は終わった。


この時点で彩がうそをついていたのかどうかは不明。
次の日の夜。さすがに彩の行動が気になった。
気になったがどうすることもできなかった。
こういうときに彩のことを好きなんだと自覚する自分。
何度か彩の携帯に電話をしようかと思ったが、やめた。
そのとき、扉をノックする音が聞こえた。



扉の向こうに彩が立っていた。急いで扉を開ける。

俺「どうした?」
彩「来ちゃった」
俺「電話くらいしろよ。俺がいなかったらどうすんだよ!」
彩「いなくても待ってるつもりだったから」
彩を部屋へ導く。
コーヒーを入れながら、

俺「今日、飲み会だったんだろう?もう終わったのかよ?」
彩「うん」
俺「なんかあった?」
彩「〇〇(俺)に会いたかった」
俺「話してみろよ」(結構ドキドキしていた)
彩はこれまでのことをゆっくりと話し出した。



時は前回の飲み会のときに遡る。

彩は一次会で意地悪な先輩(お局様)に結構飲まされて、少し酔っ払っていた。彩が帰ろうとしていたとき、島村から二次会に行こうと誘われる。
島村は彩が仕事で困ったときいつも助けてくれる先輩。年も他の人より近いため、職場でも自分のことをかわいがってくれる。
彩はこれ以上は飲めないと思ったが、せっかくの島村の誘いを断るわけにもいかず、1時間くらいならと付き合うこととした。



島村とは職場の愚痴で盛り上がり、話はプライベートへ。
彩は俺が就職活動でピリピリしていて辛い等の話をしたらしい。
島村も付き合っている彼女と喧嘩していて別れようかどうか悩んでいるなどの話をしたようだ。
彩は飲んでいたカクテルの酔いがまわり、ちょっと辛かったので、帰ろうと島村に言ったら、もう少ししたらタクシーで送るからと言われたらしい。

それからが長く、彩は島村の話を聞きながら、うつらうつらしていた。ようやく店を出て、タクシーを拾おうとしたが、タクシーがなかなかつかまらない。

待っている間、島村はふらつく彩を抱きかかえていた。脇を抱えられていた島村の手が胸にあたっていたが、気にする気力は彩にはなかったらしい。
もう限界かも。ようやくタクシーに乗り込むと彩は安心して、うとうととしだした。

ここから島村目線で。


島村は彩を見ていた。彩のふくよかな胸がブラウスを押し上げている。下半身に目を遣るとタイトスカートが少し上がって、見える太ももが艶かしい。
先程、触れた胸。予想外のボリュームだった。会社では制服のベストに隠されていて想像ができなかった。
その胸に触れてみる。柔らかい。少しだけ手を動かしてみる。彩はまだ起きない。さらに少しだけ激しく。
彩の手が島村の手を制した。

彩「島村さん、ダメですよ」
島村「ごめん。彩ちゃんが魅力的だったから」
彩「彼女に怒られますよ」



こんなやりとりがあったらしい。

このとき、彩は少なからず島村が自分に好意をもっていることを感じていた。
程なくタクシーは彩の自宅の前に着いた。



飲み会のあと、島村は毎日のように彩に電話を掛けてきた。
彩も島村は職場の大事な先輩なので、無下にすることもできず、程ほどに付き合っていた模様。
その中で、しつこく沖縄料理に誘われたとのこと。

彩は、二人きりでは嫌だったので、みんなで行くよう話をもっていく努力をしていたそうだ。
飲み会のあと、島村は毎日のように彩に電話を掛けてきた。



俺は聞きながら、メールの内容を思い出していた。
『お前は行くことにノリノリだったじゃねーか』と。


そうした中、島村が今回、みんなで沖縄料理を食べに行こうと企画した。
彩は二人きりでなければ、参加せざるを得ないと思ったとのこと。
先輩の女性も参加する意向を表明していたらしい。ところが、当日先輩が参加できなくなったらしく、結局彩と島村二人きりとなってしまった。
さすがに彩は帰るわけにもいかず、一緒に沖縄料理の店に行くこととなった。


島村と二人きり、個室。彩はこの間のことがあるので、少し不安だった。
島村が自分に少なからず好意を寄せていることは分かっている。だが、自分は期待に応えられない。
最初は職場の取り留めのない話だったが、島村が強引にプライベートの話を切り出してきた。

島村「俺、彼女と別れたんだ」
彩「えっ、そうなんですか。どうして?」
島村「俺の中で彼女より存在の大きな人ができたから」
彩「・・・・・」
島村「彩ちゃん、俺と付き合ってほしいんだけど」
彩「・・・・・」
島村「彩ちゃんに彼がいるのは分かっているけど、考えて欲しい」
彩「でも・・・・・」
彩は一瞬悩んだかもしれない。
相手は頼りがいのある先輩。一方、就職活動中の頼りない学生の俺。

彩「島村さん、ごめんなさい」
彩はきっぱりと返事をしたらしい。

島村「困らせてごめんな。自分の気持ちだけ伝えたかったんだ」
彩「島村さん、ほんとにごめんなさい」
彩「島村さんのこと嫌いじゃないけど・・・・・」
島村「俺、彩ちゃんのこと待っているから」



今思えば、彩はたぶん島村に少なからず好意をもっていたと思う。
俺からすれば、そのときは『よくぞ無事で戻ってきた』とぐらいしか考えてなかった。その足で自分のところへやってきた彩が愛しかった。俺は彩の話を聞いて、満足だった。

単純かもしれないが、このことをきっかけに彩への不信感が安心感へ変わったような気がした。
この瞬間、島村は俺の敵では無くなった。これが大きな勘違いだったが・・・・・



それから一時は俺と彩の関係は特に波風も無く順調だった。
俺も無事に就職が決まった。
島村もあの日以降は彩に近づくことも無かったようだ。

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